角に南で「すなみ」と読みます
私は、【指紋プロファイリング®】のマスタープロファイラーとして活動しています。
……はい、すでに『?』の状態になっている読者さまは多そうですね。指紋プロファイリング®なんて、聞いたこともない方の方が多いでしょう。
むしろいたら、情報キャッチ力の高さにビックリです。
この記事は自己紹介を兼ねて「指紋プロファイリング®︎」なんていう、どのつくマイナーなツールをなぜ私がやろうと思ったのかを書いています。
さて、そもそも【指紋プロファイリング®】とは、何ぞや?
一言で言うと、
手の指10本の指紋パターンがそれぞれ脳の別々の領域と相関性があるといわれていることをもとに、生まれ持った資質の土台を見ていく分析手法です。
10本の指紋から、その人の思考のクセや得意不得意、ストレスのかかり方を読み解き、
「なぜ私はこう感じやすいのか」
「なぜこのやり方だとうまくいかないのか」
そんな違和感を整理したり、
「自分や家族に合った環境は?」
「自分の得意なことを生かすならどうしたらいいのかな?」
といった方向性を一緒に考えるお手伝いをしております。
1年ほど前から月に1,2回くらい地域のイベントに出店して、親指2本だけを即興でみて、わかる範囲だけお伝えしたりもしますね。
沖縄県内にお住まいの方、よろしければ会いに来てください。
この仕事に出会う前、私は生物系ベンチャーの研究員でした。でも、いろいろあって心身を崩し、仕事を辞めて引きこもっていた時期がありました。
体調は少しずつ戻っていったけれど、「このままでいいのか」という気持ちはずっと残っていたんです。
働きたい。でも、前みたいには働けない。何かを始めたい。でも、どこに向かえばいいのかわからない。
怖い。
そんなときに出会ったのが、【指紋プロファイリング®】です。
最初に惹かれたのは、「人と対話しなくても相手を知ることができる」という点でした。
私は、長い質問に答えて自己評価していくタイプの診断が少し苦手なんです。そのときの気分や、言葉の受け取り方で答えが揺れる感じがしてしまうし、あとは飽きちゃったり。
でも指紋なら、答え方で結果が変わることがない。生年月日のように誰かと同じになりにくく、その人だけの、一生変わらないデータとしてそこにある。それが、指紋というモノ。唯一無二の私の個性。
そこに強く惹かれたんです。まだ誰も知らない(先生たち以外は)というのも、新しい物好きな自分には合っていました。
そうして実際に学び、自分の指紋の分析結果を知ったとき、けっこうびっくりしました。
思い当たることが、あまりにも多くて。
子どものころに苦手だったこと。頑張ってもうまくいかなかったこと。人との距離感で悩みやすかったこと。時に言葉が強くなりやすかったこと。
それまで「なんとなくそういうもの」と思っていた違和感に、はじめて理由がついた気がしました。
このとき私は、性格は「生まれつき」か「環境」かの二択ではないのだと知りました。
まず、生まれ持った土台があって、その上に経験や教育や周囲との関わりが積み重なっていく。同じ環境にいても、人によって受け取り方が違うのは、そもそもその土台の形が違うからなのではないか、と。
【指紋プロファイリング®】は、その「土台」を見える形にしてくれる方法です。だから私は、これを単なる診断というより、自分を責めずに理解するための判断材料だと思っています。
もし私が子どもの頃にこれを知っていたら、苦手なことを無理に頑張り続けるのではなく、別の伸ばし方を選べたかもしれない。向いていない努力を「努力不足」と思わずにすんだかもしれません。
もちろん、指紋だけで人生が決まるわけではありません。でも、「努力の方向が合っているのか」「苦手なことにはどう付き合えばいいのか」「人との違いをどう受け止めたらいいのか」——その判断材料にはなると思います。私はこれにかなり救われました。
だから私は今、自分のことがわからなくなった人や、いろいろな自己診断を試してもしっくりこなかった人、子どもや家族の特性をもっと理解したい人に向けて、活動しています。
枝葉の先端だけを見て、自分を判断し続けるのは苦しい。でも、枝の付け根や幹のほうを知ると、これまでの経験の意味が少しずつ整理されてくることがあります。
私は、誰かの人生の正解を決める人ではありません。ただ、その人が自分の基準で選んでいくための材料を、一緒に整理する人でありたいと思っています。
どマイナーな診断モノに、ここまでハマった理由。それはたぶん、自分の違和感を「気のせい」ではなく、ちゃんと見つめ直せる道具として出会ったからだと思います。
自分をもっと知りたい人。家族との違いを責めずに理解したい人。努力の方向に迷っている人。
そんな人にとって、【指紋プロファイリング®】が、静かに自分を知り直すきっかけになればうれしい。
そう願います。